前日、福岡から大分に遠征し尺アジを釣ることが出来た。

しかしこの日、ラインブレイクやストラクチャに巻かれてどうしても捕ることの出来なかったアジがいたのだ。
しかも4匹も。

前日釣り上げた尺アジはヒットからランディングまで約10秒と言ったところだったのだが、この4匹はぎりぎりまで締め込んだリールのドラグを驚くほどのスピードで出し続けたのだ。
4匹の中で一番小さいと思われたものは何とか足下まで寄せることが出来、浮いてきたときに見た魚体は40cmを超えていても全く不思議ではないくらいであった。
しかしこの魚も足下から一気にラインを引きずり出し、最後はストラクチャにラインを巻き付け、逃げていった。

だから、尺オーバーのアジに目標を絞り、再び大分に遠征することにしたのだ。

前日と同じポイントに入り、ジグヘッドにチャート/シルバーラメのマゴバチをセットした。
捕ることの出来なかったアジは、全てこのカラーにヒットしたからだ。

開始早々ヒットさせるが、簡単に寄ってくる。
明らかに小さいサイズ。と言っても、25cmは超えてる。
普段であれば十分喜べるサイズではあるが、今日のターゲットではない。

時間を空けずに再びヒットするが、サイズダウン。
なぜかと考えていみると、前日あれほど吹いていた風が収まり、時折吹く風も反対方向からである。
風にあおられフォールスピードが抑えられていた前日に比べ、無風に近いこの日は同じ重さのジグヘッドではフォールスピードが早すぎるのではないかと。
なので、ジグヘッドを軽いものへと交換してみた。

すると、この日一番の引きをするアジをヒットさせたが前日のものと比べると明らかに引きが弱い。
サイズを測ってみると29cm。
十分すぎるサイズなのではあるが・・・。

この後、朝の5時まで粘るも、2日間で3時間ちょっとの睡眠時間では体力も限界を迎え、集中力も落ちてきたため、残念ながら目標を達成できないまま竿を納めることにした。

この地に再び戻ってくることを心に誓って。